あなただけのモノサシワークショップを終えて
8月21日に1dayワークショップへ参加してきました。
テーマは「あなただけのモノサシ」と題して田畑浩良さんと片山洋次郎さんが提唱する空間身体学への学びを深めて来ました。帰宅してさっそく翌日からのセッションや生活での実践で面白い変化が見られていて、ますますセッションを通して自分なりに深めていきます。
WSをオーガナイズしてくれていた串崎さんとは以前ロルフムーブメントのクラスで出会った仲なのですが、WS後に彼が書いた文章がしっくりくるものでしたので引用させて頂きます。
以下串崎さんのHPロルフィング傳より引用開始
今回のモノサシWSで、一つ気になることありました。一人の参加者からの質問で、自分自身の持ってるモノサシ、時と場合によって消える、無くなることがある。というような質問出てました。これ、非常に重要なことで、今回の企画ポイントでもある気がします。個人的に思うのは、それはモノサシとも言えるし自分の軸・核とも呼べるんだけど、それってマインドで出来上がった、イメージなんじゃないかと。消えるモノサシなんて乱暴に言うと、ただ偶像で作り上げたハリボテの自分自身でしかないのでは?
いわゆる顕在意識とやらで作り出されたイメージは、ボディーイメージやセルフイメージ同様、記憶や自分自身の願望、エゴといったものを含んで都合よく作り出されるもので、新たな知識や見聞、ちょっとした経験から比較的楽に書き換え可能。それって核に在るモノではないでしょう。そのさらに奥深く、自分でも気づけない位置、いわゆる潜在意識とやらに本能的に潜んでいる自分自身の核。今回の場合では「モノサシ」が在るのではないでしょうか。それは自分が思っているほど、かっこ良くないし素晴らしくもない。そうした面も勿論あるけど本当は醜く、情けなく、とてもじゃないけど人前に晒したくないコトも共存しています。そうした自分と向き合い、受け入れ、認め、往生する。そこに大きなヒントが隠れている気がしませんか。
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そのモノサシを無理に探す必要なんかなく、人間が生きている限りそれは在るんです。ただ黙って受け入れ、認めることが大切で、それが消える無くなるなんてことは、棺桶に足突っ込んだ時でしょう。あなた自身が観えてなくても気付いてなくても、それは必ず在る。自分のアイデンティティーとでもいいましょうか、これまで人生を過ごしてきた尊厳や誇り、そしてこれから先の人生を生きていくだけの自信。そうした人生を周りでサポートしてくれている人々への感謝の心さえあれば、あなたのモノサシは、自ずと芽生えてくるものではないでしょうか。
引用終了
体感としてあるものを言葉にしようとするとピッタリくるものがなかったり、作り出すと何かエッセンスが薄れたり、あったとしても出てくるまでに時間がかかったりします。無ければないで放っておけばいいのですが、串崎さんのこの文章をWS翌日に読んだ後とてもスッキリする感覚がありました。この文章は体感を私全体に落とし込む手助けとなりました。言葉の理解や納得は時としてピタッとハマるとなんとも言えない気持ちよさを味わえます。セッション中にも良く起こる現象ですが、自分なりの表現にそれがある時もあれば今回の様に誰かの文章や言葉にそれを感じる事もあります。今回も沢山感じて本当にとっても有意義なWSとなりました。益々皆様に還元していきます。