『随筆』身体もたまごである
生たまごを立ててみた
まずたまごの中に水のような移動をイメージしてみる。集中しすぎないように集中して、何度かチャレンジしているとじーっと待っていて少しずつ何かが変化して、コネコネ手で触っているうちに立つというより急に「あぁもうこれ立つな。」という感覚がぽんっっと出てくる。ほら立った。という感じ
それまでぐるぐる動くたまごが急に軸の感覚を持ち、立つというよりもたまごの軸は元々そこにあって、そこに繋がった瞬間「あぁ~立つぞこれは」って。子供達も立つところを見たいらしく、じ~っと見つめて立つと「わぁ~たった~」「パチパチ~」「触ってみたい~」と少しテーブルに触れると、またすぐ倒れてコロコロ回る。人間は自力で立つからたまごとは全く別ものであれど、どちらも本来不安定なものであって、不安定であるからこそのゆらぎがあってあそびがある。
揺さぶりをかけて、「おぉ、これひょっとして立つぞ」的な感覚をからだに感じた時それが巡り巡って、知らない間に癒しになる
われらが王子の動画は間違いなくそれです