『随筆』Spiral In Life
私のオフィスには祭壇といえば大げさですが、それに似たような場所を設けています。部屋に入って行うルーティーンの1つ「貝殻に新鮮な水を注ぐ」
これはインドネシアでのクラスメイトにもらった物で、大切にしています。この貝殻模様が私たちの身体の中にも存在していて奇妙な話でも不思議な話でもなく、解剖学書を開くと現れる貝殻の形
耳
鼻
鼻にある甲介は英語ではconcha（貝殻模様の飾り）と呼ばれています。機能的には外部からの侵入を防いだり、振動を伝えやすくするものです
ロルフィング10シリーズでのセッション7では口や鼻のワークがあります。パッと聞くと「えぇっ」と驚く方もいらっしゃいますが、そのワークのパワフルさから、出来るだけ受けてもらっています。（セッションが進むと嫌がっていた方も、やって下さいという場合が多いですが）受け入れ体制が整った際の鼻の中はまるで貝殻のそれのように渦があって吸い込まれるような感覚がします。普段何気なく吸い込んでいる空気や聞いている音は実はこの螺旋構造を通り抜けています。この体内の螺旋構造をイメージしながらの瞑想もとってもナイスです。
ロルフィングのセッションも同じことをしているようでも少しずつ違う階へ進んで行くような螺旋構造になっていたりします。登山なんかも遠回りでも少しずつ回りながら上がったり、降りたり、DNAなんかはさすが、「二重ラセン構造」、コラーゲン繊維は三重ラセン構造を持っています探せば螺旋というのは私たちの生活の中にたくさん潜んでいて、自分の道のりもこれまでは螺旋状に少しずつ進んでいる様な気がします
これからも「急がば回れ」の言葉を忘れず、生活していこうと思います